この質問は、消防署に見学にきた小学生からよく聞かれる質問です。
- 消防車はなぜ赤いの?
- 道路運送車両法の保安基準という決まりで、消防車は朱色(赤色)、救急車は白色と決められています。 なぜ赤色にされたかという理由は、はっきりと分かりませんが、初めて外国から輸入した消防車が赤色であったことから、赤色になったというのが一般的な理由のようです。それに火事の赤い炎を思わせて注意しようということで目立つ色となっているのも理由のひとつのようです。
- 火事がない時は、何をしているのですか?
- 火事や災害はいつ起こるか分かりません、そのためいつ起きても出動できるように、消防車の点検をしたり様々な災害に対応できるように訓練や勉強をしています。 その他にも、いろいろな所に出かけて、火災予防を呼びかけています。
- 消防車や救急車はどうしてサイレンを鳴らして走るの?
- 消防車や救急車は、1秒でも早く災害現場について活動をはじめなければなりません。そのために、急いで現場に向かっていることを周りの人や車に知らせるためにサイレンを鳴らして走っています。 現場から消防署にもどる時や、普段の業務の時にはサイレンはならしません。
- 消防車や救急車はどのくらいのスピードで走っているのですか?
- 火災や救急のとき、赤色灯を点滅させ、サイレンを鳴らすことにより、一般の道路では時速80キロ高速道路では時速100キロで走ってよいことになっています。 消防車や救急車が消防署にもどるときや、消防の一般の業務など緊急でない時は道路の制限速度を守って走行します。
- 火事はどうやって消すのですか?
- 消防車にホースをつないで、ホースの先に筒先(つつさき)という金属製の道具を使って水を飛ばして火を消します。水槽付きポンプ自動車には水を積んでいますが、その水で足りない場合は、消火栓や防火水槽・川・海・プールから水を吸い上げて使います。
- 消防車は災害現場へどのくらいで出動できますか?
- 出動指令を受けてから、防火服を着て全隊員が消防車に乗って出動するまで1分以内で出動できるように訓練をしています。
- 夜、仮眠をとるときは何を着て寝ているのですか?
- 仮眠中に火事や救急があってもすぐに出動できるように、昼間と同じ活動服を着て仮眠をとっています。
- 消防車に積んである水はどれくらいなのですか?
- 水槽付きポンプ自動車は、約2000リットルの水を積んでいます。出す量にもよって変わりますが、2~5分位でなくなります。
- もし子供の僕たちが火事を見つけたときは、どうしたらいいですか?
- 見つけたらすぐに大きな声で「火事だ!」とさけび、まわりの大人の人たちに知らせましょう。 近くに電話があれば119番に通報して燃えている場所、燃えているものなどを知らせてください。 あぶないので子供だけで火を消そうとしてはいけません。